【英検3級ライティング対策】ライティングのコツと基本の書き方

英検

ライティングってどんな問題?

ライティングは、質問に対して自身の考えを英語で述べる問題です。自分の考えをしっかり言葉にしたうえで、文字として記述する技能が必要になります。
問われる内容は、①正しい文法や表現で、②理論立てて書けているかの2点で、アイデアそのものの良し悪しは評価の対象になりません。

英検3級のライティングでは「自分の意見と理由2つを、25~35語を目安に書く」となっています。

実際にどのような内容で、どう回答するのか、以下が解答例になります。

ライティング具体例

※英検3級 2023年 第3回 過去問より抜粋

Question:
Where do you want to go on your birthday?

Answer:
I want to go to an Italian restaurant with my family on my birthday.
First, I like eating pizza and spaghetti.
Second, I want to order some special desserts there.

【日本語訳】
質問:
誕生日にどこへ行きたいですか?

回答:
誕生日には、家族とイタリアンレストランへ行きたいです。
1つ目(の理由)は、私はピザとスパゲッティを食べるのが好きだからです。
2つ目(の理由)は、私はそこで特別なデザートをいくつか頼みたいです。

英検のライティングは配点が高い

英検は1次試験と2次試験に分かれており、1次試験ではリーディング、リスニング、ライティングが出題されます(CBT:Computer Besed Testでは1日ですべて実施)。

各技能ごとに550点満点で評価され、1103/1650点以上で1次試験通過となりますが、リーディング・リスニングは各30問なのに対し、ライティングは2問のみなので得点効率が高いです。
ライティングの出来が良ければ、リーディング・リスニングに自信がなくても、十分合格が見込めます。

またライティングは、読む聞くよりも実践的であるのに加え、意見を理論立てて伝えるという能力は現在の社会において重要なスキルなので、学習する価値は非常に高いです。

ライティングの構成と書き方

ではここからは、実際にどのように書けばよいのか解説していきます。

主張を明確にする

ステップ1は、「自分のポジションを明確にする」です。質問に対して、「Yes」なのか「No」なのか、「Aが好き」なのか「Bが好き」なのか。Aが好きだけどBもいいと思うなど、曖昧なのは厳禁です。

主張に対する理由を添える

ステップ2は、「関連する理由を2つ考える」です。なぜそう思ったのか、主張に説得力を持たせるために欠かせません。

例えば、「コーヒーと紅茶のどちらが好きですか?」という問いに対し、「コーヒーが好き」と主張した場合
・理由①:香りが強いのでリフレッシュできる
・理由②:コンビニにドリップマシンが置いてあり手軽に購入できる(便利)

というように理由を考えましょう。

注意してほしい点として、全く関連の無い理由を述べたり、表現が異なるだけで同じ理由を述べるなどしないように注意しましょう。
例)
・理由①:香りが強いのでリフレッシュできる
・理由②:朝飲むと目が覚める(理由①と同じ内容なので減点される可能性が高い)

【重要】アウトラインをつくる

ステップ1で自分の主張を明確にし、ステップ2で理由を2つ考えました。次は、これらの主張と理由を、以下【基本の構成】のように簡単にまとめてアウトライン(概要)を作りましょう。ここで、主張に対して関連する理由が述べられているか、矛盾がないかなど簡単に確認しましょう。ここまで出来ればライティングはほぼ完成です。

【基本の構成】
主張:~だと思う/が好き
理由:なぜなら理由①だから
理由:次に理由②だから

アウトラインを基に書く

アウトラインができたら、それを基に英作文をしていきましょう。難しい単語や難しい文法を使う必要はありません。ライティングは、テキストで相手に気持ちを伝える手段になるので、簡単な文法と知っている単語を使って、できるだけシンプルに書くことを心掛けてください。

難しく複雑に書こうとすればするほど、不自然な表現になり自分の主張が相手に伝わりにくくなります。

語数が足りない場合だけ、補足情報を加えて語数調整をしましょう。

【英検3級】ライティングのコツ

ここまででライティングの基本を解説しましたが、ここでは英作文をする時のコツを4つ紹介します。ライティングの書き方がわかったら、ここで紹介するポイントを意識して練習することで、より早く、より洗練された英作文になるはずです。

何を伝えたいのかハッキリさせる

日本語では、相手に説明する際、始めに背景や状況を伝えた後で、本題に入るという流れが多いかと思います。英作文の時は、これらの補足事項はできるだけなくして、「一番伝えたいことだけを書く」という事に集中してください。

誤解の無いように色々と事情を伝えたい気持ちがあるかもしれませんが、それが加わることによって主張が何なのかぼやけてしまう可能性があります。ですので、できるだけ余分な情報は削ぎ落して、「一番伝えたいことは何か」を考え、その軸がブレないように書いてみてください。

シンプルかつストレートに書く

特にアウトラインを書くときなど、日本語では色々と細かい説明が書けても、その説明を英語に変換することは難しいと思います。なので、できるだけ簡単な表現で、簡潔に書くことを心掛けてみてください。
それに加え、「まあまあ好き」「たまにやる」などの曖昧な表現は控えて、「好き or 嫌い」、「やる or やらない」のように白黒をはっきりつけて書くようにしてください。

曖昧さを減らし意見をストレートに伝えることで、英作文もしやすくなり、読み手に考えさせないわかりやすい文章になっていきます。

テンプレ表現を暗記しよう

ライティングは時間との勝負です。できるだけ早く仕上げるために、よく使う表現は暗記し、自分のライティングパターンを用意しておきましょう。

例) ※赤字箇所は要暗記
Question:
Which do you prefer tea or coffee?

Answer:
I prefer coffee.
There are two reasons why I think so.
First, I feel refreshed when I have a cup of coffee.
Second, it’s easier to get coffee than tea.

【日本語訳】
質問:
紅茶とコーヒーのどちらが好きですか?

回答:
コーヒーの方が好きです
そう思う理由は2つあります。
1つ目は、コーヒーを飲むとリフレッシュできます。
2つ目は、紅茶より手に入れるのが簡単だからです。

※本記事の終わりにライティングで使える表現をまとめましたので、参考にしてみてください。

回答パターンを知ろう

英検3級ライティング問題でよく出る質問パターンに対する、答え方を知っておきましょう。どのような質問が来ても回答できるよう準備しておくことで、本番でも困惑せずにいつもの力が発揮できるでしょう。

パターン1. Do you ~?

「~はしますか?」、「~は好きですか?」など、あなた自身についての質問になります。
質問に対して「はい(Yes I do.)」「いいえ(No I don’t)」と答えてから、理由を答えます。

例)※2023年 第2回
Question:
Do you want to work in a foreign country in the future?

Answer:
Yes I do.
First, I want to work with foreign people and learn about their culture.
Second, my dream is to work for a famous fashion company in Europe.

パターン2.Which do you like better ~?

「どちらが好きですか?」と選択を求められる質問になります。
質問に対して「I prefer 〇〇(〇〇の方が好みです)」と答えてから、理由を答えます。

例)※2020年 第2回
Question:
Which do you like better, swimming or skiing?

Answer:
I prefer swimming.
First, it’s refreshing and enjoyable.
Second, swimming helps me relax and stay active in a different way.

パターン3. 5W+ do you want to ~?

「どこに行きたいですか?」、「何がしたいですか?」、あなたの希望について質問になります。
質問に対して「I want to V(〇〇に行きたい/〇〇がしたい)」と答えてから、理由を答えます。

例)※2023年 第3回
Question:
Where do you want to go on your birthday?

Answer:
I want to go to an Italian restaurant with my family on my birthday.
First, I like eating pizza and spaghetti.
Second, I want to order some special desserts there.

パターン4. What is the most ~?

「何のスポーツが一番好きですか?」、「何曜日が一番好きですか?」など、一番だと思う事柄についての質問になります。
このような質問に対しては質問文を使って「〇〇 is the most ▢▢ for me.」と言い換えてから、理由を答えます。

例)※2023年 第2回
Question:
What is the most exciting sport for you?

Answer:
Baseball is the most exciting sport for me.
First, I enjoy seeing famous baseball players at the stadium.
Second, I’m very happy when my favorite team wins a big game.

ライティング攻略のためのトレーニング

ライティングには、英語力以外に「意見、理由を考える力」、「論理的に伝える力」が要求されます。
ただがむしゃらに書くだけでは上達しないので、この2点ができずに悩んでいる方は、以下の方法を試してみてください。

模範解答でアイデアをインプット

質問に対する答えはすぐに浮かぶけど、理由を考えるのに時間がかかってしまうという人は多いのではないでしょうか。
そのような悩みがある人は、まず模範解答でアイデアを真似たり、内容についての賛否等をインターネットで調べるなど、関連情報をインプットすることに注力してみてください。
全く知らない事柄に対して、自分の意見を求められても、知識や経験がないので回答のしようがありません。考えたところで時間が過ぎるばかりです。

構成内容は日本語で練習

英作文なので、内容が固まったら当然「英語で書いてみよう」と思うでしょう。ですが、始めは日本語で書いてみましょう。日本語で書けないものは英語でも書けません。アウトラインを作り、日本語で丁寧に書ける様になったら、英語で書くというフェーズに移りましょう。内容と構成が固まらないまま英語で書いても、うまく書けないですし、そのような文は相手にうまく伝わりません。

書いたものは添削してもらおう

先述しましたが、英作文を書くだけでは上達は頭打ちになってしまいます。どんな学習でも、実践して課題を見つけて、改善していくというサイクルが必要になります。書くだけでなく添削してもらい、自分で気づけない文法ミスや自然な表現などを知ることで、より改善を図ることができます。

学校の先生や、オンライン英会話の先生、または英作文の添削サービスなどにお願いして、添削してもらうことをお勧めします。

添削してもらう人がいないという方は、ChatGPTに添削してもらう方法もあります。
以下のYoutubeもしくはPodcastで、ChatGPTを活用した添削方法が紹介されているので、一度チェックしてみてはいかがでしょうか。

Hapa英会話
Youtube:ChatGPTを活用した英語学習が画期的過ぎた

Podcast:第479回インタビュー企画(有子山博美)「AIを駆使して英語学習を効率化する方法」

【英検3級】ライティングで使える表現

※C:形容詞、V:動詞

使用箇所 汎用表現 例文
First sentence I want to I want to go fishing next week. 来週釣りに行きたいです。
I like ~ing I like watching a movie. 映画を見ることが好きです。
I prefer I prefer comedy. コメディの方が好きです。
There are two reasons why I think so. そう考える理由は2つあります。
Second/Third sentence I enjoy ~ing I enjoy hiking every Sunday. 毎週日曜日にハイキングを楽しんでいます。
I feel ~ed I feel excited about studying abroad. 留学するのにワクワクしてます。
It’s C for me. It’s comfortable for me. 私にとって快適です。
It helps me V It helps me learn English. 英語学習の役に立ちます。

 

まとめ

今回は英検3級のライティング対策として、基本の書き方とコツを紹介しました。英文ライティングの対策方法は

  1. シンプルな主張と理由を心掛ける
  2. アウトラインで骨格を作る
  3. 始めは日本語で書いてみる
  4. 頻出表現はパターン化して暗記する
  5. 書いたものは添削してもらう

でした。
別記事で一般的なライティングの書き方も紹介していますので、準2級やそれ以上の級を受験予定の方は、併せてチェックしてみてください。
記事タイトル:英文ライティングの効果_書き方のセオリー

今回の内容がライティング力向上の役に立てば幸いです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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