【TOEIC860点】勉強法と勉強時間 使用した参考書など

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注:この記事は2024年4月21日(午後の部)の受験体験談であり、「860点の取り方」についてではありません。
当テストでのスコアは835点でした。30時間のリスニング対策(Part1-2)で15点アップしました。

TOEIC860のレベルとは

TOEIC L&Rの860点のレベルは、E~Aの5段階の内、1番上のAに分類されます。英語の読み聞きにおいては、上級者という位置づけです。
2022年度のスコア分布では、おおよそ全体の上位10%以上とされています。

2022年度の平均スコア・スコア分布

受験や就職・転職に必要な英語力の証明としては申し分ないレベルでしょう。

【比較】TOEIC860と英検

TOEICテスト内では最上級のレベルでしたが、他英語テストと比べてどうなのかを見ていきましょう。今回は英検(CEFR基準)と比べてみましょう。以下の表では、TOEICは「B2レベル」に位置するので、準1級の上位もしくは1級の下位と同等レベルとなるでしょう。テスト形式が異なるので簡単に比べられるものではありませんが、英検準1級に合格した立場から言えば、聞く読むにおいては、間違いなく準1級よりレベルが上だと感じます。

■TOEICの換算方法(TOEIC S&Wを300点として計算):860+300×2.5=1610

では、前置きはこの程度にして、今回の本題に入りたいと思います。どのくらいの学習時間でどのような勉強をしてきたか書いていきます。

【TOEIC860】これまでの勉強時間

2021年1月に800点に到達しました。その後860点を目標に勉強し、2023年の6月に820点になりました。そして今年の4月21日(日)午後の部で835点まで到達しました。結果として、依然860点に届いてはいませんが、これまでの勉強時間の推移は以下のようになっています。

受験期間 スコア推移 勉強時間 勉強内容
202304-06 800 ⇒ 820 85時間 単語とリーディング
202402-04 820 ⇒ 835 30時間 リスニング
835 ⇒ 860 30-50時間? リスニング?

現在のスコア
35点上げるのに115時間前後かかっています。二つの期間の学習内容と学習時間を比較すると、やはりリスニングの方が圧倒的に時間効率はいいのかなと思います。
短絡的な見方ですが、このままリスニング学習をメインに勉強をすれば30-50時間程で860に届来そうな雰囲気ですね。
始めの85時間で積み上げたものの結果が、今回4月の結果に出たかもしれないので、何を学習すべきかは要検討ですが、800点から860点まで上げるには、おおよそ150時間前後なのかなという印象です。

なかなか想定通りにはいかないところもTOEICの難しいところですね。では何を学習すべきなのか???
こちらについては勉強内容のところで後述します

【TOEIC860】使用した参考書やアプリ

今回4月のテストで使用した教材等ですが、以下の3点になります。

  1. 使用教材公式1&2
  2. TOEIC L&R TEST パート5特急 基本の150
  3. abceed(スマホアプリ) リンク先:abceed公式

なぜこれらの教材を使用したのかというと、まだまだ勉強の余地があると考えたからです。
みなさんは、お持ちの公式問題集を時間内に完璧に解くことはできますか?恐らく大半の人がそうではないと思います。例に洩れず、自分自身も完璧には解けません。なので、新しいテキストを買う前に、持っているテキストをしっかり理解するという観点から、公式問題集の1と2を使用しました。

パート5特急 基本の150は、Part5対策の復習という側面もありますが、リスニング対策に活用しました。今回の学習はPart2の様な短文をしっかり聞き取るという事に重点を置いていました。Part5の文は比較的短文であることと、このテキストは文法対策用の基本の問題が多く掲載されています。公式問題集では足りない問題数を補うために、このテキストを使用しました。

それから「abceed」というアプリを使用しました。TOEIC対策では有名なアプリですね。
このアプリには、公式問題集やその他教材の音源が収録されていることに加え、音源を倍速再生することができます。この倍速機能を使うためにこちらを利用しました。
倍速だけでなく、再生したい部分だけを選択して聞くことができる「区間リピート機能」がついているのでこちらもとても便利です。どちらも無料で利用できるので、まだ使っていない人は使ってみることをお勧めします。

最新の公式問題集は必要ない

860点とはいえ、すべての問題の15%程度は解けていません。まだ理解できていない箇所がそれだけあるということです。新しい問題集を購入し、演習を重ねるという点では良いことですが、800点を超えるようなスコアまで来ると、テスト慣れだけではスコアを伸ばしづらいので、しっかりと自分の弱みを知り、弱点を克服するという方法が効果的だと思います。
最新版の公式問題集は、これからTOEICを始める人や、満点を目指しているトップ層など一部の人に必要なものかなと思います。

【TOEIC860】勉強内容と勉強方法

今回4月のテストでは、古い公式問題集を使用し、30時間ほどの勉強で、15点アップできました。では実際にどのような勉強を行ったのか詳しく解説したいと思います。
行った勉強は主に以下のようなものです。

  • パート1-2のリプロダクション
  • パート3‐4の音読
  • パート5の演習
  • 最後の一週間は模試と復習

リプロダクションを実践

今回のテスト勉強で、一番時間を費やした内容がリプロダクションになります。リプロダクションとは「英文を一文ずつ聞いて、停止して、聞いた内容を復唱(再構築)する」という練習方法になります。

文章は、英文の集合体なので、1文1文をしっかりと聞き取り理解することができれば、長いリスニングでも聞き取る力がつくだけでなく、早読みと文法対策にもなると考えリプロダクションを行いました。

リプロダクションは、「短期記憶の向上」、「スピーキング力向上」に効果がある練習方法になりますが、ただ聞こえた音声を真似するだけではなく、聞いた内容を理解しながら行うという点に注意してください。
聞いた内容を理解しながら行うことで、単語力、文法知識を使って再構築しやすくなりますし、それがスピーキング力向上にもつながります。

シャドーイングの様に、聞こえた音を即座に発音するのとは違い、内容を一時的に記憶しておかなければならないので、よりハードな練習になります。難し過ぎる文、早すぎるスピードでは難易度が高すぎて継続できないので、簡単で短い文から取り組むことをお勧めします。

今回は、リスニングのパート1とパート2でリプロダクションを行った後、「パート5特急 基本の150」の問題文も使ってリプロダクションを行いました。当然始めは、1回でスラスラ言えなかったので、何度も繰り返し聞き、完璧に再構築できるまで言い直しました。
ただし、何度聞いてもわからないものは、スクリプトを見て発音を確認し、音読で正しく発音できるように練習しました。

長文のリスニングは音読で対策

1文1文をしっかりと聞き取ろうという目的で、パート1やパート2のリプロダクションで対策をしましたが、やはりそれだけで完璧聞き取り理解する事は現状難しいだろうと考え、パート3とパート4の長文は、音読で「音をしっかり聞き取る」という事に重点を置き、音読を行いました。
リプロダクションで短期記憶を鍛え、音読で更に聞き取りをブラッシュアップすることで、理解が追い付かないようなリスニングの問題に対して備えるという流れです。

それが無いように、しっかり意味を理解しながら練習し、英文を自然と理解できる状態を目指す事が重要なのですが、口で言うほど簡単にいかないのが英語学習の難しいところですね。。。

リスニングは倍速再生

リプロダクションをメインにリスニング対策をしたわけですが、やはり同じ文を繰り返すことで、ただただ正解を暗記してしまうという現象が起きてしまいます。繰り返しの練習では仕方ないことなので、そもそも音源を倍速再生(1.2倍で実施)するということで対策をしました。ただの暗記になっても、通常より速いスピードに慣れておくことで、理解が追い付かない状態において「一瞬でも考える余裕を持てるようにしておこう」という力業です。

倍速再生するために利用したツールは、上記でも紹介した「abceed」です。

【試験1週間前】模擬テストを復習

試験1週間前は、演習と復習に重点を置き勉強しました。具体的には、公式問題集1と2から、TEST1のリスニングパートすべてと、TEST2のリスニングパート1と2は普段の学習で扱っていたので、それ以外を以下のように区切って、日ごとに問題演習及び間違えた問題の確認と復習を行いました。

公式問題集1
TEST2:リスニングパート3と4
TEST2:リーディングパート5と6
TEST2:リーディングパート7

公式問題集2
TEST2:リスニングパート3と4
TEST2:リーディングパート5と6
TEST2:リーディングパート7

TOEIC自体は何度も受験していますが、前回からほぼ1年近くブランクがあるので、勘を取り戻すという意味と、何がわからないかを知るという理由で、模擬テストを使って復習を行いました。

毎日勉強できる環境とやり方を整える

どのようなスコア帯の人でも共通しますが、英語学習は継続が一番重要です。しかし継続するのが何よりも難しいのではないでしょうか。筆者自身も目標を決めて一定期間継続するというのが関の山で、常日頃から学習を継続できているわけではありません。
そこで、個人的に意識している勉強できる環境作りについて、5つシェアしたいと思います。

  1. 家以外でやる(ファミレスやカフェ)
    ⇒人目がある方が集中力が増す。お金はかかるけど必要経費と思って割り切る。
  2. 立ってやる(スタンディングデスクを使用)
    ⇒座ってやるとリラックスしてしまいだらけてしまう。30分程度の短時間の場合、立った方が集中力が増す。
  3. ながら勉強を取り入れる
    ⇒机に向かって行うより集中力は減るが、簡単な復習などは、移動や散歩中などのながら勉強でやると効率が良い。
  4. 計画を立てる
    ⇒何も計画せずに進めると「今日は何をやろう」と余計な思考で脳を浪費してしまう。悩むと1歩が出づらくなる。あらかじめ決めて準備しておけば、スタートでうじうじ考えてつまずく事なくスムーズに勉強を始められます。
  5. 徹夜はしない
    ⇒徹夜すると生活リズムが崩れます。朝起きれず、予定していたスケジュールがずれて、結局日課をまともにこなせないという悪循環になりがちです。その日に全部できなくても、無理して徹夜はせず、次の日に繰り越して1日1日の勉強時間を確保するように心がけていました。

今後の学習について

今回4/21(午後)のテストのAbilities Measuredです。リスニングはL2とL5、リーディングはR1とR3が他に比べ低くなっています。いずれも推測が必要な問題です。

・単語や文法はある程度知っているが、フレーズに弱い。
・英語の理解においても文面は理解出来ているが、情報の関連付けや推測に弱い

ということで、英語というより国語力不足が指摘されています。
なので、日常会話のフレーズを覚えるということと、リスニングの間接応答問題、パートセブンのマルチプルパッセージをしっかりやり込む必要があるのかなといったところです。
英語のテストでも国語力が低いという結果が出るとは、相当な低さなんでしょうか。

同じように情報の関連付けや推測が苦手という方は、次の2冊の教材を参考にしてみてはいかがでしょうか。1つ目はリスニング対策用で間接応答問題を多く収録しており、2つ目はリーディング対策用で文書間の情報を関連付けて解く問題が1セットに必ず1つ以上掲載されています。

・TOEIC L&R TEST パート1・2 特急Ⅱ 出る問 難問240

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・TOEIC L&R TEST 読解特急5 ダブルパッセージ編

TOEIC L&R TEST 読解特急5 ダブルパッセージ編 [ 神崎正哉/TEX加藤/Danie ]

価格:836円
(2024/5/18 13:04時点)


苦手分野・パターンの問題を繰り返し演習し、先ずは「解き方に慣れる」という点から始めるとよいのではないでしょうか。

TOEICは難しくなっている?

最後に、最近よく「TOEICは難化している」と耳にすることが多くなってきたので、個人的な感想・意見を述べてみます。

TOEICを受け始めて、ほぼ毎年1,2回は受験していますが、「難しくなっている」という感覚はありません。初めから難しいです。300点台だった時も、800点台を取れるようになっても、受験後の手ごたえは毎回ほとんどありませんでした。むしろ自分のレベルが少しづつ上がってきている現状では「以前より解けるようになっている」と、むしろできる様になってきている実感の方が強いです(相対的に以前より簡単になっている)。

恐らく、難化のグラデーションがわかるのは、継続して受けているトップ層、または新形式になる以前にハイスコアを持っていて、最近また受け始めたような人が新旧の比較で難しいと感じているのではないかなと思います。

いずれにしても800点台前半では、難しくなっていると感じるレベルではなく、そもそも難しいですし既存の問題でも躓く所があり、わからない問題が全体の2割前後あるというのが事実です。至極当たり前のことを言うようですが、難しくなっていることを言い訳にせず、理解出来ていない2割を埋めることに注力することでしかスコアアップは望めないのだと思います。

まとめ

今回は2024年4月21日(午後の部)を受験した際の、勉強内容や方法を紹介させていただきました。
使った教材や勉強方法は

  • 公式問題集1&2、パート5特急 基本の150、abceedを使用
  • Part1-2を重点的に、リスニング対策を行った
  • リプロダクションで短期記憶を強化
  • 倍速再生でスピードに慣れる

でした。

今回の内容が、現在の勉強方法に疑問を抱いている方の参考になれば幸いです。
次回は来月2024年6月23日に再度受験予定です。今度こそ860点を取得し、有益な情報や経験等をシェアできればと思います。

TOEIC730点を取得した際に実践したことなども紹介していますので、興味があれば是非見てみてください。
【体験談】TOEIC730点を取得したときに行った学習

今回も読んでいただきありがとうございました。

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