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文法ってそんなに大切?
日本人は文法学習ばかりしているという意見を多々耳にすると思います。文法ってそんなに大切なのでしょうか?結論から言えば大切です。なぜ大切なのか以下で説明します。
英文理解は単語と文法が必須
英文は単語の連なりでできています。その為、英語学習と言えば単語の暗記が必須とイメージする人が多いと思います。その通りで、単語を知らなければ文は読めません。ですが、単語だけ覚えても英文が読めるようにはなりません。少し補足すると、全く読めないわけではなく「正確に読めない」というのが正しいです。
例えば、「Can you tell me」という英文において、「can(~できる)」という単語は知っていたが、疑問文という文法を知らない場合、「あなたは私に言える」のように肯定文で訳してしまう可能性があります。ちょっとしたずれですが、場合によっては大きなずれになり得ます。このように、文法知識がないと、英文を正確に読むことができず、メールやチャットまたは英語テスト等の文章問題で、意味を取り違えてしまうことにつながります。
母国語の様に、自然に身に付いた言語であれば文法学習は不要かもしれませんが、母国語以外の言語を学習する場合、スポーツ等と同様に外国語のルール(文法)を知ることが、学習のはじめの一歩になってきます。
【文型】文の順番を意識してみよう
という事で、外国語(ここでは英語)を学ぶにあたって、先ずはルール(文法)を知ることが必要だとお伝えしましたが、英語においてはどのようなルールがあるのでしょうか。
大きく分けて「文型」と「文法」の2つがあります。
文型とは
文型は、言い換えると「単語の並び順」のことです。英文は単語の連なりで構成されているとお伝えしましたが、無秩序に単語が並べられているわけではなく、一定のルールに基づいて並べられています。いわゆる「5文型」と呼ばれるもので以下の5パターンがあります。
- 第1文型:主語 + 動詞
- 第2文型:主語 + 動詞 + 補語
- 第3文型:主語 + 動詞 + 目的語
- 第4文型:主語 + 動詞 + 目的語 + 目的語
- 第5文型:主語 + 動詞 + 目的語 + 補語
文法とは
文法は、上記のルールで並べられた単語の形(記述方法)を変え、表現方法を増やす手段になります。
例えば「現在進行形」の文法であれば、以下の例文の様に「play」を「am playing」に書き換えて、「~する」という表現を、「~している」という表現に変えました。
■元の文 :I play the piano. (ピアノを弾く)
■現在進行形の文:I am playing the piano. ((今まさに)ピアノを弾いている)
このように、使われている単語の表記を変え、正確に自分の意図を伝えられるようにするのが文法になります。
文型や文法については、以下の記事で細かく解説しておりますので、良ければ参考にしてみてください。
・英文法の基本とルール ~品詞と文型・文法の違い~
リスニングも文法が必要
ここまでは、先ず文法を学習し英語のルールを知ろうとお伝えしてきました。最後に念押しで文法から始めるべき理由をもう一つ補足させていただきます。
リスニング学習も、文法知識をインプットしてから行うようにしてください。
なぜなら、リスニングとは「音」を聞いて「意味」を理解する行為になります。文法知識はないけど、リスニングが得意な人がいたとします。仮に英語の音をすべて聞き取れたとしても、文法を知らないので、正確に訳すことはできませんよね。
1.単語を暗記して、2.文法知識を頭に入れて、3.英文が読める様になった上で、4.英語の音を上乗せする。 という順で行うことで、リスニングもできる様になります。
たくさん聞けばだんだんわかるようになるという人もいますが、イメージしてみてください。アラビア語を聞くだけで、アラビア語のリスニングができるようになると思いますか??
【TOEICパート5】文法問題 5パターン
前置きが長くなりましたが、英語学習は文法から始めるのが効率的という事でした。
ですが、英語初学者にとって文法学習は、範囲の多さや複雑さから、苦手という方が多いと思います(筆者もですが..)。ここからは、TOEICパート5で出題される問題パターン5選を例にし、学習すべきポイントをまとめました(解答はすべて(a)になっています)。
最終的には、中学英語で使われる英文法を網羅的に知る必要がありますが、知るべきポイントやパターンなど、文法学習の要領をつかむためのコツのようなものと考えてください。
語彙問題
語彙問題は、文字の通り単語の意味を問われるものになります。また、単語の意味だけではなく、一緒に使われる単語(語法)を問われる問題もあります。
英単語の意味を問う問題
Ex1)After considering all options, we ( ) focusing on advertising as the best choice to increase your company’s revenue.
訳)すべての選択肢を検討した結果、広告に注力することを収益増加に最適な選択としてお勧めします
a) recommend (お勧めする)
b) suggest (提出する)
c) merge (合併する)
d) agree (同意する)
解説:a)以外では文意に合わない
Ex2) To be eligible for the scholarship, students must ( ) by the end of May.
訳)奨学金を受ける資格を得るためには、学生は5月末までに申し込む必要があります。
a) apply (申請する)
b) arrive (到着する)
c) include (含める)
d) inform (伝える)
解説:a)以外では文意に合わない
熟語・単語の組み合わせを問う問題
Ex1)He quickly became accustomed ( ) the new work environment and thrived in his role.
訳)彼はすぐに新しい職場環境に慣れ、その役割で成功しました。
a) to:be/become accustomed to (~に慣れる)
b) for
c) at
d) of
解説:a)以外では熟語を構成できない
Ex2)After many attempts, she finally ( ) up with a brilliant idea for her science project.
訳)何度も試みた後、彼女はついに科学プロジェクトのための素晴らしいアイデアを思いつきました。
a) came:come up with (~を思いつく)
b) made
c) took
d) had
解説:a)以外では熟語を構成できない
品詞問題
品詞問題は、元の単語の品詞違いが選択肢となっていたり、文の要素(英文をなすために必要な単語)が足りているかを問われる問題になっています。
Ex)元の文:S V O、問題文:S( )O. V(動詞)が抜けているので、選択肢からVを選ぶ。
単語の形を問う問題
Ex1)Based on your skills, I wrote a letter of ( ) for you.
訳)あなたのスキルに基づいて、私はあなたのために推薦状を書きました。。
a) recommendation (名詞)
b) recommend (動詞)
c) recommended (動詞)
d) recommending (動詞)
解説:動詞「wrote」があるので、動詞は入れられない。c,d)を形容詞としても、修飾する名詞がない
Ex2) A new marketing project was ( ) at the board meeting.
訳)新しいマーケティングプロジェクトが役員会で提案されました。
a) suggested (動詞)
b) suggest (動詞)
c) suggestion (名詞)
d) suggestive (形容詞)
解説:動詞「was」があるので、現在形の動詞「suggest」は入れられない。c,d)では文意に合わない
文型を問う問題
Ex1)The company is ( ) focusing on sustainable practices.
訳)その会社は持続可能な実践にますます焦点を当てています。
a) increasingly (副詞)
b) increase (動詞)
c) increasing (動詞)
d) increased (動詞)
解説:is focusingで現在進行形の形を作っており、動詞がすでにあるので、動詞は入れられない
Ex2)The ( ) service offers a wide range of online courses.
訳)その購読サービスは、多岐にわたるオンラインコースを提供しています。
a) subscription (名詞)
b) subscribe (動詞)
c) subscribing (動詞)
d) subscribed (動詞)
解説:「offer」が動詞なので、動詞は入れられない。
文法問題
文法問題(パート5すべてが文法問題ですが)は、様々な動詞の形が選択肢となっており、問題文から適切な文法や時制を読み取って解答する問題になります。
動詞の形を問う問題
Ex1)The feedback was ( ) us a clear direction for improvement.
訳)そのフィードバックは、私たちに改善のための明確な方向性を与えていました。
a) giving (動詞)
b) gave (動詞)
c) give (動詞)
d) given (動詞)
解説:動詞「was」があるので b),c)は選択不可。d)は受動態として選択可能だが、意味が通らなくなるので不正解
Ex2) ( ) much time on research, she couldn’t find the information she needed.
訳)彼女は何時間も研究に費やしたにも関わらず、必要な情報を見つけることができませんでした。
a) spending (現在分詞)
b) spent (動詞/過去分詞)
c) spend (動詞)
d) spends (動詞)
解説:分詞構文の問題。b)も選択できるが、「時間を使われた」と受動の意味になるので不正解。主語は彼女なので「彼女は時間を使った」と能動の意味にする必要がある。Sheから始まる後ろの文が過去形になっているので、現在形のc),d)は選択不可。
時制を問う問題
Ex1)Next month, all members ( ) the latest newsletter.
訳)全てのメンバーは最新のニュースレターを受け取ることになります。。
a) will receive (未来形)
b) receive (現在形)
c) have received (現在完了形)
d) received (過去形)
解説:Next month(来月)と、未来と関連する単語があるので、a)以外の時制は不正解。
Ex2)The community center ( ) various programs over the past decade.
訳)コミュニティセンターは10年間以上にわたって、様々なプログラムを運営してきました。
a) has been running (現在完了進行形)
b) is running (現在進行形)
c) runs (三単現)
d) will run (未来系)
解説:over the past decade(過去10年間にわたって)と過去と関連する単語があるので、a)以外の選択肢は選択できない。
前置詞問題
前置詞は後ろに名詞を置き、副詞の役割をします。これを念頭に適切な単語を選択する問題になります。また、前置詞と接続詞が混じった選択肢から、問題文に合わせて前置詞または接続詞を選択する問題もあり、句や節の知識が問われます。
前置詞と名詞の関係を問う問題
Ex1)The organization offers a wide range of international ( ) .
訳)その組織は、幅広い国際プログラムを提供しています。
a) program (名詞)
b) submit (動詞)
c) receive (動詞)
d) refund (動詞)
解説:前置詞の後は名詞がきます。形容詞「innternational」に修飾される名詞「program」が正解となる。
Ex2)The hotel is known for its level of ( ) service.
訳)そのホテルは、優れたサービスのレベルで知られています。
a) excellent (形容詞)
b) excel (動詞)
c) except (動詞)
d) early (副詞)
解説:前置詞の後は名詞がきます。すでに名詞があるので、名詞を修飾できる形容詞が正解となる。
前置詞と接続詞の使い分けを問う問題
Ex1)The power outage occurred ( ) the noon, causing much confusion.
訳)停電は昼間に発生し、多くの混乱を引き起こしました。
a) during (前置詞)
b) while (接続詞)
c) through (接続詞)
d) because (接続詞)
解説:接続詞は節(S Vを含む単語の塊)と節を繋ぐ単語なので、例文では使えない。名詞を導く前置詞が正解。
Ex2)She completed the project on time, ( ) her colleague needed an extension.
訳)彼女はプロジェクトを期限内に完成させましたが、同僚は延長が必要でした。
a) whereas (接続詞)
b) due to (前置詞)
c) in order to (前置詞)
d) prior to (前置詞)
解説:前置詞の後は名詞がくるので、「She」から始まる節と、「her」から始まる節の間に前置詞は置けない。
代名詞問題
代名詞は単数を表すものと複数を表すものがあり、問題文から単数/複数を判断して適切な選択肢を選ぶ問題になります。また格(I, my , me mine等)を問われる問題もあるので、それぞれの格がどんな時に使われるのかを理解しておきましょう。
代名詞の使い方を問う問題
Ex1)( ) of the paintings in the gallery is his earliest works.
訳)ギャラリーにある絵画の一つは、彼の最も初期の作品の一つです。
a) one (単数)
b) some (複数)
c) all (複数)
d) those (複数)
解説:動詞が「is」なので単数であることがわかる。a)以外はbe動詞が「are」になるので不正解。
Ex2)( ) has left their umbrella in the classroom.
訳)誰かが教室に傘を忘れていきました。
a) someone (単数)
b) both (複数)
c) many (複数)
d) few (複数)
解説:動詞が「has(三単現)」なので単数であることがわかる。a)以外は動詞が「have」になるので不正解。
格を問う問題
Ex1)She brought ( ) favorite book to the club meeting.
訳)彼女はお気に入りの本をクラブの会議に持ってきました。
a) her (所有格)
b) she (主格)
c) hers (所有代名詞)
d) herself (再帰代名詞)
解説:主語動詞の後に「favorite book(目的語)」があるので、「favorite book」を修飾できる形容詞(所有格)が正解。
Ex2)Everyone was excited because ( ) were going to the USJ.
訳)みんながわくわくしていた。なぜなら、USJに行くからです。
a) they (主格)
b) them (目的格)
c) their (所有格)
d) theirs (所有代名詞)
解説:「because(接続詞)」があるので、because以降が節になる。動詞「were」の前、主語が抜けているので主語になれる「They((主格)」が正解。
TOEICの文法問題に役立つテキスト
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知識のアウトプットが重要
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その為、事前にパート5の模試をたくさん解き、「知っている」を、「使える」状態にしておくことが必要になります。
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まとめ
今回はTOEICパート5を例に、どのような点を意識して文法学習を行えばよいか解説しました。
単語やリスニング(音)のように範囲が無限なものと比べると、文法はちゃんと終わりのある学習になっています。1度で覚えることは難しいので、参考書を2~3周して徐々に理解を深めていくことと、問題演習で自分の苦手または知らない単元を知り、穴埋めしていくというサイクルで行うのがおすすめです。
TOEICにおいては、同様の問題が何度も出題されるのでポイントを押さえ効率的に点が取れる様に学習してみてください。
今回も読んでいただきありがとうございました。


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