英文法の基本の基
今回は、英語初学者向けに、英文法を始める際の基本となる英語のルールについて解説します。ただ何となく「現在進行形はing」「現在完了はhave+過去分詞」の様に覚えていくと、際限なく暗記をしなくてはいけないほど英文法のボリュームは多いので、効率よく勉強を行うためにも英語の基本ルールを知り、そのルールに則って英文法を勉強することをお勧めします。内容理解を深めることにより、記憶の定着もしやすいはずです。
英語と日本語の語順は真逆
英語の語順は日本語と真逆です。英語は、文化や言語の異なる人達の間でコミュニケーションが取れるように発達してきたため、結論(重要な事柄)を先に伝え、物事の背景は後に伝る構成になっています。一方、日本語は逆で、背景を先に述べ、最後に結論を伝えるよう構成されています。これは同一民族同一文化内で発達してきた言語で、多くの人が同じ経験を経てきている為、雰囲気や文脈で相手の言いたいことをなんとなく感じることが要因となっています。また以下例の様に、主語(誰が)を省略する事がしばしばあります。
例)
英語 :I woke up at 7AM yesterday.(私は、起きた、七時に、昨日)
日本語:昨日、七時に 起きた。(主語無し)
品詞(各単語の役割とグループ)
品詞とは、各単語が持つ役割を指します。日本語でも英語でも、単語は「名詞」,「動詞」,「形容詞」,「副詞」等の役割を持っており、その役割ごとに並べ替えることで文章が構成されています。以下表では、いくつかの単語の役割を、縦割りで分けてまとめました。

- 名詞 :主語(S)、目的語(O)の役割
- 動詞 :動詞(V)の役割
- 形容詞:補語(C)、名詞の修飾語の役割
- 副詞 :動詞または文全体の修飾語の役割(前置詞は副詞の仲間)
このように、各単語は1つ(または複数)の「名詞」や「動詞」といった役割を持っており、役割ごとに適切な位置に配置され文章が構成されています。その配置のルールが次項の文型と呼ばれるものです。
文型(単語の並び順ルール)
直前に述べたように、文型はルールに則って品詞(単語)を並べるためのルールです。下表のとおり、上から第1文型~第5文型の5パターンあります(パターンのみ覚えてください、第1文型は「SV」という風に覚える必要はありません)。
この文の並び順のパターンを前提として、Sには名詞を、Vには動詞(Oは名詞、Cは形容詞)が配置され、品詞の異なる単語は配置できません(Vに形容詞を配置する等)。

- S V :SはVする
- SVO :SはOをVする
- SVC :SはC(の状態)※S(人)の気持ちや性格、S(物)の状態(新しい,古い,キレイ等)を表す
- SVOO:SはVするO(のため)にOを
- SVOC:SはVするOをCにする(意訳:SがOをCにする)
過度な言い方になりますが、英単語さえわかれば、文型通りに並べて伝えることで、ある程度、英語でコミュニケーションは出来ると思います(筆者経験談)。ただ、英語のネイティブスピーカーからすると、表現が不自然に感じたりするようですが、それは後々、勉強する中で学んでいけばよいと思います。
まずは、品詞と文型という2つのルールを知り、これらのルールに従って文を理解したり、文を組み立てていってください。これを前提に、単語の記述方法等を変化させ、文を過去形にしたり、現在進行形にしたり、あるいは現在完了形や受動態へと変えていきます。
文法(単語、文の記述ルール)
最後に文法について、文法とは記述のルールです。記述のルールの主なルールは、単語の記述変化(スペルの変化)です。表したい時制(現在か過去か未来なのか)によって、単語のスペルが変わります。下表では「play」,「come」の2つを例に、時制の変化をまとめました。

現在形では「play(~する)」が、過去に行ったことを表す場合「played(~した)」と変化します。これが記述の変化です。以下は、動詞「play」を使用した時の、各基本文法の例文です。
- 現在形 (動詞の現在形) : I play soccer. (私はサッカーをする)
- 現在形(動詞の三単現形) : He plays soccer. (彼はサッカーをする)
- 現在進行形(be動詞 + 現在分詞): I am playing soccer. (私は(今)サッカーをしている)
- 過去形(動詞の過去形) : I played soccer yesterday. (私は昨日サッカーをした)
- 未来系(will + 動詞) : I will play soccer tomorrow. (私は明日サッカーをする(予定))
- 現在完了形(have + 過去分詞): I have played soccer for two years. (私は2年間サッカーをしている)
例文の様に、動詞が変化したり、ある単語と組み合わせたりすることで、時制を変化させたり期間を表したりし、表現に幅を持たせる為のルールが「文法」になります。ひとつ注意してほしいのは、品詞と文型は変わらないということ。品詞と文型のルールに従って単語を配置した上で、単語(動詞)を変化させているだけに過ぎないのです。どんなに複雑な文法でも、品詞と文型のルールに則って文が作られていることを念頭に置いて、文法の勉強を行うと、文が複雑になっても文構造を理解できるようになると思います。
まとめ
今回は、英文法の基礎となる英語のルールについて解説しました。重要なポイントは、
- 各単語は品詞と呼ばれる役割を持っている
- 文型とは、単語の並び順のルール。品詞によって並ぶ位置が決められている。
- 文法は単語(または文)の記述方法のルール。記述方法が変わっても、品詞や文型のルールは変わらない。
です。次回は引き続き英文法で、「句と節」について解説予定です。複数の単語を組み合わせて、名詞の役割を持つかたまりを作ったり、形容詞の役割を持つ文を作るなど、文構造の理解、長文読解に欠かせない内容になります。今回の内容を踏まえて解説しますので、本記事でおさらいしてから読んで頂くと、より理解が深まると思います。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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