英語の格とは何?~なぜ変化するのか

文法

はじめに

下の表を見たことがある、という人は多いのではないでしょうか。「I, my, me, mine、、」と覚えた人は多いと思いますが、これが何を表しているか説明できますか?今回はこの英語の「格」と「格の変化」について、なぜ変化するのか、いつ、どのように変化するのか解説していきます。


※「it」の所有代名詞である「its」は、使う場面が極端に少ないことや、モノがものを所有するという不自然な状態であることから、ないものと扱われる場合があります。

英語の「格」とは

「格」とはバージョンの事です。格と書かれるのでイメージしにくく、格ってなんだ?となってしまいますが、例えば、「私」を、主語にしたい場合は「I」、目的語にしたい場合は「me」に変えてね、というだけです。例えば、動詞「play」を「played」に記述を変え、「~する」から「~した」と過去を表すように変化させるのと同じで、「I」を「me」と記述を変え、「私は」から「私に(を)」と変化させています。
英文は文型という並び順のルールと、品詞と呼ばれる単語のグループを基に構成されています、と解説しましたが、主語なら「I」、形容詞なら「my」、目的語なら「me」という具合に、文の並び順(SVOCの各要素)に対応するように、品詞のバージョンを変化させてくださいね、というのが「格」の変化になります。同じ表の、項目名を変えたのが以下になります。

例文)

  • I am happy. (SVC)
  • This is my bag. (SVO)
  • It makes me feel comfortable. (SVOC)
  • That car is mine. (SVC)
  • I finished my work by myself. (SVO)

格と関係代名詞

「格」について理解できましたでしょうか。この「格」の変化は、関係代名詞とも結びついており、「格」を理解することで、関係代名詞についても理解が深まります。関係代名詞の「that」,「who」,「which」など、いつどこで、どれを使うのか、以下で解説します。

まず、関係代名詞の格ごとの変化は下表のようになっています。

関係代名詞とは、文で作る形容詞と以前の記事で説明しました。形容詞なので修飾する名詞がありますが、これを先行詞と呼んでいます。そして先行詞が「人」か「モノ」かで、2パターンあり、さらに先行詞が「主語」、「所有者(物)」、「目的語」でそれぞれ3パターンあり、トータル6パターンの変化があります。
例文)※先行詞は赤字で記載

  • 先行詞が人で主語の場合  :The man who reads newspaper is friend of mine. (thatでも可)
  • 先行詞が人で所有者の場合 :An actor whose car is Ferrari got divorced last month.
  • 先行詞が人で目的語の場合 :That is him whom our boss is. (thatでも可)
  • 先行詞がモノで主語の場合 :That picture which is displayed is hers.(thatでも可)
  • 先行詞がモノで所有物の場合:The building whose golden object you can see is head-office.
  • 先行詞がモノで目的語の場合:I brought a cake which I made yesterday to my friend.(thatでも可)

このように、先行詞の「格」が何かによって、関係代名詞も変化しています。このパターンを知ることで、長文でも先行詞が主語なのか、目的語なのか区別することができ、文構造の理解に役立つと思います。

まとめ

今回は、英語の「格」について紹介しました。重要なポイントは、

  1. 「格」とは、人称のバージョンの事。文中の位置によって変化する。
  2. バージョンは、「主格」「所有格」「目的格」「所有代名詞」「再帰代名詞」の5つ。
  3. 「格」は関係代名詞とも結びつきがある。
  4. 先行詞によって、関係代名詞のバージョンが変わり、6パターンある。

です。今後も引き続き、英語の勉強法等について紹介予定ですので、是非チェックしてください。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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