英語の学習順序と勉強方法(リスニングとリーディング)

学習法

音を知り、発音し、聞く

※この記事は、学校英語やTOEIC、英検などのペーパーテスト向けの勉強の仕方が知りたい人向けです。また、テクニックやコツ等の、ゴールへの近道になるような情報はありません。実直に英語に向き合い、勉強を続けることが必要になります。

日本語でも英語でも、フランス語でも共通して必要な会話のプロセスは、①音を聞く(相手の声)、②相手の発した音(単語や文)の意味を理解する。というプロセスが必要になります。いわゆる、音声知覚と意味理解です。
このことから、まず音声知覚である「単語の音・発音」を知る必要があり、更に発音できる様になることで、聞ける様になると言われています。
つまり、疑似会話であるリスニングができる様になるには、まず各単語の音を知り、発音が出来るようになる事、と言えます。この為、筆者が考える英語の勉強順序は以下になります。理由や細かな方法は後述します。

①フォニックスを学ぶ(発音の仕方も)
②単語の意味と発音を知る
→発音の練習も同時にする
③ 品詞と文型を知る(英語のルールを知る)
④基本文法(中学程度の文法)を勉強する
使用しているテキストの文を、1文ずつ確認する
⑤1つの文章の単語・文法を理解した後、リスニングをする
⑥音源を聴きながら、テキストを見て音読する
⑦同じ文章でオーバーラッピング
⑧シャドーイングする(可能なら)

まずはリスニングを、その後にリーディング(主に文法)。聴いて意味がわかれば、読んでも意味がわかると思います。ですが、ペーパーテストのリーディングにおいては、リスニングの内容よりも単語の範囲が広く文法が難しくなります。なので、リスニング勉強後にプラスαの単語・文法を勉強し、リーディング対策を行うのが効率的と言えます。

フォニックスを学ぶ

先に述べたように、まずはリスニングができるようになる事が重要です。そしてリスニングができるようになるには、音を知ることが必要です。単語もフォニックスと呼ばれる「音の組み合わせ」から成ってます。その為、フォニックスを知り、発音練習することで、音の聞き取りができるようになり、結果として、各単語から文章全体が聞けるようになります。

フォニックスとは、漢字の音読みと訓読みの様なもので、例えば「A」というアルファベットは、「エー」と読みますが、単語の中に組み込まれると「アー」と発音されます(appleはップルと読みますよね)。このように、各アルファベットと、2文字以上のアルファベットの組み合わせ時の発音の仕方を知ることで、「何と言っているかわからない」が解消されます。但し、一度にすべてマスターするのは難しいので、先ずは各アルファベットの発音方法を知り、単語の暗記時に発音方法を一緒に確認するなど、少しづつ知識と発声を積み上げていきましょう。

 

単語の意味と発音を知る(可能なら品詞も)

英語は、どこまでいっても単語の並びです。勉強範囲の単語を覚えることは避けられません。また、単語の意味を覚えることだけに集中しがちですが、先程書いた様に、発音を一緒に覚えましょう。後にリスニングを行う際、単語の音を聞き分ける事が必要になってきます。また、単語にはそれぞれ品詞と呼ばれる「文中での単語の役割」を持っています。そのため、可能であれば単語の暗記をするときは、単語の意味と発音、品詞を一緒に覚えましょう。一回で覚える必要はありません。勉強するときに単語チェックをし、それでも忘れたら再度確認して、を繰り返すたびに自然と記憶に定着します。

品詞と文型を知る(英語のルールを知る)

英語には品詞と呼ばれる「文中での単語の役割」と、文型と呼ばれる「役割の並び順」のルールがあります。大まかに説明すると、単語は品詞と呼ばれる5つの役割のいずれか一つを持っています。この役割をルールに沿って並べることが文型となります。
まずはこれら2つを知りましょう。なぜなら、この役割とルールを知らなければ英語を正しく理解できないからです。知っている単語からある程度の意味を推測できる場合もありますが、上のレベルにいくにつれ、文は複雑化し各単語の役割が理解できず、文の意味を履き違えることが多くなります。逆に言えば、ルールさえわかれば、各単語の意味を確認するだけで内容を正確に把握することができます。

文法(中学程度の文法)を勉強する

英語のルールを知り、単語を覚えたら、次は文法です。文法も英語のルールです。過去形や未来系、現在進行形や受動態等の記述ルールになります。文型は単語の並び順のルール、文法は単語の記述方法のルール、とイメージしてください。例えば、現在形の文を元に、過去に行ったということを表したい場合は、動詞playを過去形のplayedに変えましょう。というルールが文法になります

例)

  • 現在形: I play soccer. (私はサッカーをします)
  • 過去形: I played soccer. (私はサッカーをしました)

使用しているテキストの初めの一文から、一文ずつ単語と文法を確認し、理解した上で次の文、次のページへ進みましょう。

 

ひとつの文章の単語・文法を理解した後、リスニングをする

ひとつの文章でわからない部分を潰したら、一文ずつ音源を聴いて、何と言ったか確認しましょう。わかれば次の文へ、わからなければテキストを見て確認、まねして音読してみましょう。

音源を聴きながら、テキストを見て音読する

※音読の主な目的は、意味理解速度の向上、次に発音のブラッシュアップ

音読はゆっくりで構いませんが、意味を意識しながら音読しましょう。返り読み(文の後ろから訳しながら読むこと)はしないでください。リスニングをしている最中に返り読みをしている暇はありません。音源をゆっくり再生しても構わないので、初めから文を前から訳すことに慣れてください。今後の勉強でも音読を行うので、今のうちに意味を理解しながら音読することに慣れてください。

同じ文章でオーバーラッピング

一文ずつの音読に慣れたら、文章全体を一気に読んでみましょう。ここでも意味を理解しながら音読することを心がけてください。ただし今回は、音源と一緒に音読してください。少し難しくなりますが何度も音読することで口が慣れてくると思います。これが出来るようになったら、この音源のリスニングはほぼできるようになっていると思います(暗記してしまっているという点もありますが、暗記して頭に英語が馴染むくらいが良いのです)。

同じ文章でシャドーイングする(可能なら)

 最後に仕上げです。シャドーイングをしてみましょう。シャドーイングとは、テキストを見ずに、音源を頼りに聴こえてきた英語を読み上げます(音源から0,5秒遅れ程度)。音源がGood morning.と言ったら、Good morning.と発音します。これが出来るということは、ちゃんとリスニングができているという証拠になります。できなかった箇所はテキストを確認し、発音を確認し、再度チャレンジしてください。シャドーイングの前に早口で音読のし、早く発話する練習を行うことも有効です。

まとめ

今回は、英語の学習順序と勉強方法を紹介しました。勉強順序は、

  1. フォニックスで音と発音を学ぶ
  2. 単語の暗記時に、発音と品詞を覚える
  3. 英語のルール(品詞と文型)を学ぶ
  4. 基本文法を学ぶ
  5. リスニングを行い、聞こえない部分を確認する
  6. 音読する(テキストを見ながら読む)
  7. オーバーラッピング、シャドーイングする

です。ひとつづつ丁寧に進んでいくことが一番の近道になりますが、継続することが何より大事です。途中でやめてしまわぬようにご自身でペース配分して、目標に向かって頑張ってください。この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。

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