語・句・節とは ~長文・文構造を理解するために必要なこと

文法

文型と長文

前回は、英語の基本ルールについて解説しました。文型という語順のルールと品詞(単語の役割)に応じて、単語を適切な順に並べていくのが英語の基本だと説明しましたが、実際に英文を見るとSVOOやSVOCの様に4単語で構成されている文は少ない事に気づくと思います。では、4単語以上の文は英語のルールに沿っていないのでしょうか?今回は、文が長くなる要因と構造について解説します。

語・句・節(英語をかたまりで捉える)

初めに、語・句・節とは、以下を指します。

  • 語:文中の1つの単語。I, He, study, schoolなど、1つの単語を「語」と呼びます。
  • 句:2つ以上の語が組み合わさり、一つの品詞の働きをするもの(SとVを同時に使わないこと)

      例)Beautiful flowers<(きれいな花)/span>

  • 節:SとV両方を含み、2つ以上の語を組み合わせた文

      例)that I should study(私は勉強すべき(という事))

「語」とは、単語1つ1つが「語」と呼ばれるのはイメージしやすいかと思います。

「句」は「語」をより詳しく説明するために、修飾語が組み合わさった形です。一語では説明しきれず、他との区別もできないので、他の「語」と組み合わせることで、より詳細な説明を加えながら、一つの品詞の働きをしています(例は名詞)。例えば、人混みで「あの人」と言っても相手は誰か特定できないので、「あの赤い服の大きな人」と伝えることで、相手は他との区別ができ、その人を特定できるでしょう。

「節」は、「文」で修飾語の働きをするものです。語の組み合わせで説明が出来ればよいのですが、そうできない場面があり、それを補うために文で修飾するという方法をとっています。例えば、「テストで良い点を取るためには、もっと勉強すべきだと思います」と言いたい場合、例文の様に「I think that I should study more(私は思う、もっと勉強すべきという事を)」that以下がthinkの目的語(名詞)の役割をしています。

このように、ある語をコアにして修飾語が付くことにより、主語が長くなったり、目的語が長くなったりし、SVOCの各要素一つ一つが長くなり、長文になっています。

少し複雑になってしまいましたが、ここまでの内容は、語・句・節というかたまりの単位があること、語を組み合わせて行うか、文を作って行うかの2パターンの修飾方法があることを覚えてください。

 

修飾語の組み合わせとルール

修飾語は形容詞と副詞

前項で、語を組み合わせて修飾すると説明しましたが、語を修飾できる品詞は形容詞と副詞の2つです。また、好きな語を組み合わせていいわけではなく、品詞ごとに組み合わせのルールがあります。形容詞は名詞を修飾でき、副詞は動詞、形容詞と副詞を修飾できます。これらの組み合わせを下表にまとめました

  • 形容詞:名詞を修飾できる
  • 副 詞:動詞、形容詞、副詞、さらに文全体の修飾ができる

なぜこのような組み合わせになるのかについて、各品詞の訳し方を基に説明すると、動詞は主に「~する」、形容詞は「~な」と訳しますが、組み合わせると意味が通りません。形容詞easyと動詞runを組み合わせると、「簡単な走る」となり、日本語としても不自然なのがわかります。その為、「~に」と訳す副詞が、動詞を修飾することができます。例えば、副詞usuallyと動詞runで「日常的に走る」となります。

修飾の仕方

さらに、もう一つルールがあります。それは、1語で修飾する場合は前から、2語以上は後ろから語を修飾するというルールです。以下が例文です。

形容詞の場合

  • beautiful flowers (形容詞+名詞)
  • a man walking on the street (名詞+2語以上の形容詞)
  • people who study English (名詞+節)

副詞の場合

  • I usually wake up at 7AM. (動詞+副詞)
  • I always exercise in the morning. (動詞+副詞、文+2語以上の副詞)
  • When I was a child, I lived in U.S.(文+節)

英語は、重要な事を先に伝える言語です。修飾する場合においてもその傾向があり、先ずメインの語を伝えた後で、それがどのような状態・性質なのかを後ろから説明することとなります。

 

形容詞の仲間

形容詞というと、happyやdifficultなど、その他たくさんありますが、形容詞の仲間には「~ing」や「~ed」の形をした分詞形容詞と呼ばれるものと、関係代名詞と呼ばれる形容詞の働きをする節、の2つがあります

分詞形容詞

先ずは、分詞形容詞について。分詞形容詞というと取っ付きにくいので、単に「ing」や「ed」の形をした形容詞と認識していればよいと思います。2ー②形容詞の例文2つ目で使用したように、形容詞として名詞を修飾することができます。「ing」の場合は「~しているO」のように、「ed」の場合は「~される(した)O」のように訳します

例)

  • 現在分詞:a walking man 訳:歩いている男性
  • 過去分詞:mixed nuts  訳:ミックスされたナッツ 髭ダンの新曲ですね(笑)

walking on the streetなど、2語以上の場合は、後ろから修飾します。

関係代名詞(形容詞の働きをする節)

次は関係代名詞です。関係代名詞と聞くと、英語アレルギーが発症する方がたくさんいるかもしれませんが、要は形容詞節です。関係代名詞とは

  1. 形容詞節(形容詞の役割を持った文)
  2. 文(2語以上)なので、名詞を後ろから修飾する
  3. 修飾する名詞によって、つなぎ(that, who, whichなど)が変わる

という、少し複雑な文法ですが、シンプルに形容詞と考えれば、読み解くのはそこまで難しくないと思います。

例)

  • 名詞が人の場合 :people who study English 訳:英語を勉強している人達
  • 名詞がモノの場合:cat which called “Tama” 訳:タマと呼ばれている猫

改めて整理すると、形容詞には一般的な形容詞に加え、分詞形容詞と関係代名詞の3パターンがある、という点を押さえておいてください。

 

重要なこと(常に基本を念頭に)

英語の勉強を続けていくと、難しくなればなるほど修飾語が増え、一文が長くなっていきます。ですが、

  • 長文になっても、文型や品詞のルールが変わるわけではない
  • 修飾語に惑わされず、句や節のコアとなる語を見つけよう
  • SVOCの各要素となるメインの語を見極めよう
  • 句や節のかたまりで区切りながら読んでみよう(スラッシュリーディング)

という点を意識して勉強を行っていくのが、理解を深めるために重要になります。

 

まとめ

ということで今回は、長文読解に欠かせない語・句・節について解説しました。重要なポイントは、

  1. 語・句・節というかたまりの単位があり、かたまりで一つの品詞の役割を担う。
  2. 品詞ごとに組み合わせ出来るもの、できないものがある。
  3. 修飾する場合、単語は前から、2語以上は後ろから語を修飾する。
  4. 修飾語に惑わされず、コアとなる語・品詞を見つけよう。

です。今後も引き続き、英語の勉強法等について紹介予定ですので、是非チェックしてください。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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